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先生:「さあみんなー!お外で遊ぶのはこれくらいにして、今度やる発表会の役を決めるからお部屋に戻っておいでー!」 ひかり:「えぇー…まだ汽車ぽっぽの途中なのにー」 先生:「そっか…でも、早く役を決めて、沢山練習して、お母さんお父さんに良いとこ見せたいでしょ?」 ひかり:「見せたい!」 先生:「じゃあ、戻っておいで。そのまま汽車ぽっぽしながらでいいから」 ひかり:「はあーい!」 勇真:「しゅっしゅっぽっぽ、しゅっしゅっぽっぽ」 ひかり:「ゆーま、先頭なんてずりゅい!あたしも先頭やりたい!変わって変わって!」 勇真:「えぇ?!う、うん、でもっ……あっ!」 【ズルッ。コケッ。 (勇真こける。全員巻き込まれる。)】 先生:「きゃあっ!みんな!大丈夫?!」 和志:「もう~ひかりちゃんのせいだよ。急に先頭変わってなんて騒ぐから、ゆーまがビックリしただろ」 ひかり:「うん……うぅ…ぴーっ(泣きだす)ごめんね、ゆーまっ痛い痛いしてない?」 勇真:「う、うん、大丈夫だよ!僕、男の子だもん!気にしないで、ひかりちゃん」 泉:「でもゆーましゃん、ひじゃから血が出てましゅ!大丈夫じゃないでしょう?」 勇真:「あ、うん…やっぱりちょっと痛いかも…ぅッ…ふぇっ…」 和志:「ゆーまっ…」 先生:「まあほんとだわ、大変!すぐに……」 泉:「痛いの痛いのとんでけー!ってよくお母さんがしてくれるんでしゅよ」 俊樹:「あぁ?しょーゆーのはツバでも付けとけば治るじぇ。こうやってだな…」 和志:「あぁ!ダメだよ、瀬谷!ちゃんと水で洗って、消毒しなきゃ!ばい菌が入っちゃうんだよ!」 先生:「そうよ。和志くん、さすがお医者さんの息子さんね。さあ、立てる?水の所まで行きましょうね。」 勇真:「うん。でも、しぇんしぇー、発表会の役決め早くしなくていいの?」 先生:「まあ勇真くん、こんな時に気にしなくていいのよ。きちんと手当てをしてからね」 勇真:「うん。でもね、発表会が楽しみの気持ちの方が大きいから、痛いの、平気だよ」 泉:「えらいでしゅね、ゆーましゃん」 俊樹:「へえ…でもよ…汽車ぽっぽとか発表会なんかよりも…ぼく…じゃなかった、俺…」 先生:「なあに?俊樹くん」 俊樹:「ぼ…俺、めしの方がいいなあ…」 【ぐぅ~(腹の鳴る音)】 和志:「きみほんと、ご飯以外の事考えられないのか!」 ひかり:「くすくすくすっ(笑)」 先生:「あらあらあら…」 俊樹:「んー……めし…めしだっつってんだろ……………ん?」 【ガバッ(起き上がると周りはいつもの船の上の風景で)】 俊樹:「なんだ今の…夢…?……はあ。なんで幼稚園児なんだよ…バカっぽくてこんな夢見たなんざアイツらには言えねーな……でも発表会で何やんのか気になる…ってこんなアホな夢忘れろ俺!」 俊樹:「さて、腹減ったな。あれ?結局俺食い物の事しか考えてねーじゃねーか。」 ☆幼稚園シリーズ☆つづく……? |
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